(2013/09/12)
前回→原型編
前回作った原型を使って型を取ります。
原型には基本的に離型用のシリコンスプレーを吹きかけておきます。
組み合わせによっては、吹きかけておかなくても剥がれるものもあります。
逆に、吹きかけておいたのに剥がれないものもあります。
場合によってはベビーパウダーやリップクリームなどを使ってもいいかもしれません。
うまくいかないと原型が大破することもあるので、
本番の型をとる前に一度別の適当な型で試しておくと多少安心です。
型にくっついてしまい、無理やり取ったら大破した原型。
(ですが型さえ綺麗に取れれば原型は大破しても問題ないです)
おゆまるで型取りする場合はシリコンスプレー等を吹きかけなくても剥がれます。
失敗しても、はがしてまた柔らかくすれば何回でもやり直しがきくのがおゆまるのいいところだと思います。
空気が入らないようにするのが難しくて何回かやり直しました。
おゆまるが完全に柔らかくなるまでお湯の中に入れておき、
素早く、しかし空気が入らないように、しっかりと押さえつけると失敗しにくいです。
写真だと分かりにくいですが綺麗に型が取れました。
(使った原型は牛乳パックで作ったやつ)
おゆまるは100均やホムセンに売ってます。
大きめなスーパーの、子供のおもちゃ系の商品(風船とか粘土とか)が置いてあるコーナーに置いてある場合もあります。
グルーガン(100均のグルースティック)を使って型を取りました。
適当な厚紙などの上に、グルーをたらしておきます。
こんもりと山盛りにする感じにたらしておくといいです。
冷めないうちに原型に押し付けて型を取ります。
端の方から空気を押し出すようにして押し付けていくと、うまくいきます。
熱いので注意します。
完全に冷めてからはがします。
(使った原型は消しゴムはんこ用の板で作ったやつ)
うまく型が取れなかった場合は、
グルーに再度熱を加えてやり直すことも可能です。
(面倒ですが、アルミカップなどに入れて湯煎して柔らかくしたりとか)
グルーは色つきの物を使った方が見やすいです。
ホムセンの建築コーナーや、水周りの補修用品コーナーに売っているシリコンシーラントを使ってみました。
少し原型がくっついてしまいましたが、なんとか剥がれました。
(使った原型は厚めの上質紙で作ったやつ)
100均(ダイソー)のエポキシ接着剤を使ってみました。
(使った原型は消しゴムはんこ用の板で作ったやつ)
中に気泡が入ってしまいましたが、表面はつるつるしていて溝もしっかり型が取れているので問題ないです。
バリみたいになったところはカッターで削りました。
薄い部分は割れやすい気がするので、気をつけて扱った方がよさそうです。
エポキシパテを押し付けて型を取りました。
使ったのは100均のエポキシパテ。
こねるのに結構力が要ります。
(使った原型はおゆまるとヒモで作ったやつ)
押し付けるときに空気が入ってしまい、でこぼこしてしまいました。
出来た型はかなり硬くて頑丈です。
でこぼこしてしまったところは、接着剤をたらしてやすりがけをしたりして補修しました。
ラバースカルピーを使ってみました。プレモとかフィモでも出来ると思います。
ラバースカルピーは型取り用の粘土なので、焼いた後も柔らかめです。
(使った原型はオーブン粘土で作ったやつ)
型取り用のシリコン(GSIクレオスのMr.シリコーン)を使いました。
(使った原型はオーブン粘土で作ったやつ)
ウェーブのレジンキャストEXのグレーを使いました。
(使った原型はおゆまるとヒモで作ったやつ)
補足記事を書きました→詳しくはこちら
樹脂粘土はコスモスを使ってみました。
(使った原型はオーブン粘土で作ったやつ)
やはりレジンやシリコンだときれいに型が取れます。
原型のちょっとした傷やでこぼこもきれいにそのまま型に取れています。
思ったより簡単だったのがグルーガンを使った型取りです。空気がうまく追い出されて、きれいに出来ました。
おゆまるが手軽でいいですが、空気が入ってしまい難しかったです。やり直しがきくので何回もやり直しました。
後工程のことを考えると、おゆまるを使えば離型剤がいらないので楽です。
使うものによっては手袋などを装着し、風通しの良い所で作業してください。
次は実物作成編です。