ラバスト自作の記録

ラバーストラップっぽいものを作ってみた その5

(2013/09/24)

もっと手に入りやすい材料でラバストもどきが作れないかと思い、ボンドとでんぷんのりを使って作ってみました。
ボンドを薄く伸ばす→切る→ゴム板に貼る、という感じなので基本的には今までの作り方と同じです。

材料

  • ゴムっぽい板(厚さ1ミリと3ミリ)
  • 木工用ボンド
  • でんぷんのり
  • アクリル絵の具
  • カッター、ポリプロピレンの板、接着剤、ストラップのヒモなど



木工用ボンドは結構量を使います。ミニボトルだと一回でなくなります。
ホムセンの建築コーナーにある大容量のやつを買うと安いです。3kgで500円くらい。

でんぷんのりは100均のやつを使いました。
ホムセンの文具コーナー、障子張り替え用品のコーナー等にも売ってます。

手順

  1. ボンドとでんぷんのりを混ぜます。体積比でボンド3対でんぷんのり2くらいの割合にしてみました。
    1対1くらいの割合でもいいかもしれません。切りやすさ等にも関係してくるのでお好みで。
    でんぷんのりが多いと乾燥後に硬めになり、切りやすいのではないかと思います。


    しっかり混ぜます。
    でんぷんのりがダマになりやすいので、ヘラのような物でダマを潰しながら混ぜるといいです。

  2. アクリル絵の具で好きな色を作り、ボンドと混ぜます。
    ボンドと混ぜながら色を作るのではなく、色を作っておいてからボンドと混ぜると、乾燥後に色が変わって失敗する事も減ります。
    ボンドは乾くと半透明になるので、白色を作る場合は白い絵の具を少し混ぜておきます。

  3. 色をつけたボンドを平らに伸ばします。
    空気が入らないように、気泡を潰すような感じで、2~3ミリくらいの厚さに伸ばしていきます。


    乾燥したらはがすので、ポリプロピレンの板の上で作業します。
    乾燥後にボンドをはがすことが出来る材質であれば、下敷きみたいなやつでも粘土用の板でも商品のパッケージでもなんでもOKです。

    均一な厚さにするために、厚紙をこのような形に切って伸ばしてみました。


    ボンドに水を少し混ぜてゆるくしておくと、伸ばす時にでこぼこしにくいです。
    乾燥させると水分の分だけヒケるので、水を加えた場合はその分厚めに伸ばしておきます。

    伸ばした後で、下から指ではじいたり、上から叩きつけるようにして落とすと、少しは気泡が抜けます。
    やりすぎるとボンドが飛び散るので気をつけてください。
  4. 乾燥したらはがします。以降、これを「ボンド板」と呼ぶことにします。
    乾燥するまでは2日~4日くらいかかります。なるべく暖かい所に置いておくと早く乾きます。


  5. 絵を用意します。何枚かコピーしておくと失敗した時に使えます。

  6. ボンド板のつるつるした面に絵を乗せて、上から押さえつけます。
    紙がなんとなく貼りついて固定されます。
    ボンド板の乾燥が不十分だったり、紙が湿気っていると完全にくっついてしまい、後ではがれなくなるので注意してください。
    輪郭に合わせてカットしていきます。


    切ったら紙をはがします。


    ※追記(2013/12/01)
    冬場は、寒い場所にボンド板を置いておくと切る時に割れることがあるので、
    切る前に手のひらでしばらくはさんで、温めてから切った方がいいです。
    触ってると、「割れそう」と「曲げても割れない」というのが分かると思います。
    ゴム板に貼った後はゴムが支えになるので、衝撃を与えなければ割れないはず…。今のところ作った物は割れてません。

    気温が低いとボンド板が硬くなって切りにくいので、
    暖かい場所で作業するか、冬以外の季節に作った方がいいかもしれません。
    (冬場はかなり硬いです)
    100均のガラス絵の具などを少し混ぜると折れにくいです。
    軽量タイプの紙粘土を混ぜると気温が低くても柔らかめで、スポンジっぽくなり、乾燥後のヒケも少なくなります。ただし少しぼそぼそして切りにくくなります。
  7. すべてのパーツを切りました。
    ボンド板同士が重なったまま置いておくと、くっついて取れなくなることがあるので、重ならないように並べておきます。
  8. 1ミリ厚のゴム板の上に切ったパーツを貼っていきます。接着剤はゴム用を使いました。


    周りも切ります。
  9. 3ミリ厚のゴム板に貼り付けて、周りを切り、ストラップのヒモを通す穴も開けます。
  10. このままだとテカテカしてるので、つや消しスプレーをかけてみました。
    つや消しスプレーをかける前に、耐水性のニスなどを塗っておくと、水にも強くなる気がします。

    完成。



作った感想、メモなど

なんか夏休みの工作みたいですが、あくまで「もどき」なのでまあいいか。

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